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伊藤 孝雄; 堀池 寛; 松岡 守; 松田 慎三郎; 小原 祥裕; 田中 茂
JAERI-M 9226, 46 Pages, 1980/12
JT-60用中性粒子入射加熱装置(NBI)において、イオンビームの30%が中性化されてJF60に入射される。残りのイオンビームは偏向磁石で曲げて、ビームダンプ等に当てて処理する。このイオンビームパワーはNBI1ユニットあたり5.6MWにもなると予想している。イオンビームの衝突により生じるビームライン機器の熱負荷及びその分布を見積ることはビームライン機器を設計する上で重要である。これらの見積もりを行う目的で開発したイオンビーム熱負荷計算コードでは偏向磁場が入力変数として取り扱われ、有限個の試験粒子がイオンビームを模擬している。本報では、このコードの計算方法、プログラムの概要、テストランの一部について述べる。現在、このコードによって見積られた熱負荷や熱負荷分布を用いてJT-60用NBIビームライン機器の設計を行っている。